阪神梅野隆太郎捕手(30)が“俺が正妻”を猛アピールだ。開幕2カード目に当たる広島戦で、打っては適時二塁打。守ってはバズーカ発動&西勇らの0封を導く好リード。坂本らと争う正捕手争いで、負けない気迫を前面に押し出した。

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マスク越しにセンサーを働かせた。3回1死二、三塁のピンチ。三塁走者・大盛の不用意な動きを見抜いた。西勇の投球を捕ると素早く三塁を向き、矢のけん制でタッチアウトにした。1点を先制した直後の守りで、無失点。オープン戦とはいえ、試合の流れを左右するビッグプレーだった。

梅野 悠輔(大山)とアイコンタクトでうまいことできました。あうんの呼吸というか、常に悠輔も見てくれている。すごい大きなベストなプレーができた。

何年もレギュラーを張ってきた梅野と大山ならではのホットライン。坂本との競争が白熱中だが、連係面では梅野に一日の長があると思わせるシーンだった。

打席でも、らしさを見せた。4回2死一塁で左腕床田の直球を思い切りよく振り抜いた。左翼頭上を越える会心の適時二塁打だ。

梅野 2アウトで回ってきてボール先行だったし、第1ストライクをとらえようと思っていた。引っ張れるボールを一発でコンタクトできた。納得のいく打席だった。

昨季、規定打席最下位の2割2分5厘に終わった反省から、打てる捕手を目指して打撃を改造。1本足気味だったフォームを左足を上げないスタイルに変え、確実性アップを図っている。0・5~0・8ミリだったグリップに巻くテーピングも素肌感覚に近い0・3ミリの新兵器を導入。オープン戦は規定打席不足ながら打率4割と成果が出ている。10得点大勝に一役買った背番号2は「チーム打撃も含めて、いやらしい打者になれるように頑張っていきたい」と引き締めた。正捕手争いの本命が、レベルを上げてやってきた。【柏原誠】

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▽阪神矢野監督(梅野について)「いろいろ取り組んでいる中で、こういう結果が出ると気分も上がるし『これでいいんだ』ということになると思う。打線の中で、6番以降もしっかり(得点に)絡んでくれているのは大きい」