開幕2カード目31日広島戦での先発が濃厚な阪神先発の秋山拓巳投手(30)が4回2安打1失点(自責0)で前哨戦を終えた。「もうひとつ、もうふたつという感じ」と本人も納得の内容とはいかなかったようだが、チェンジアップなど持ち球を全部試した。

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初回、1番大盛にいきなり左翼へ二塁打を許し、続く菊池涼は投手前へバント。処理した秋山は送球を打者走者の菊池涼に当ててしまい、白球がファウルグラウンドを転々としている間に二塁走者大盛が生還。自らのミスで先制点を許してしまった。

3年連続2桁勝利を狙う右腕は、気持ちを切り替え、以降はアウトを重ね、2回、3回も3者凡退。4回は2死三塁のピンチも最後はこの日最速137キロ直球で堂林を三ゴロに仕留め追加点は許さなかった。

降板後はブルペンでさらに投げ込んだ。「一番軸にしている真っすぐの感覚がよくなかったので、きっかけをつかみにいきました」と話した。昨季の10勝のうち半分の5勝を広島から白星をつかんだ。今季も広島キラーぶりを発揮してくれそうだ。