先発したオリックス山崎颯一郎投手(23)が、降板後にうなだれた。

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この日は6回4安打2失点と試合をつくったが、4四球を与えるなど球数91球の投球に「全然ダメでした。球を操れていなかった」と反省した。最速154キロを計測したが「力を入れて投げてました。それでコントロールできる状態ではなかった。期待に応えられる投球ではありませんでした」と猛省した。

4回表を投げ終えると、一塁側ベンチで中嶋監督から厳しく叱られた。山崎颯は「カツを入れてもらいました。(監督から)目が覚めるような言葉で…。そこで、冷静になれた。真っすぐが強いだけで、コントロールできていなかった。ただ、投げてるだけだと気がついた。自分でも『あ!』っと。試合にならないと思いました」と、帽子を脱いだ。

中嶋監督は「スピード合戦じゃないですからね」と苦言。「いい球があるので、どう生かすか。あの場じゃないと覚えていけない。そこは、やってもらいましょう」と期待を込めた。指揮官は続けて「別に決まったところで、決まった順番で投げるわけではないんで。そこに関しては、勝ち取るもの。今のところは(代わりの)人もいますので、はい。競争してもらいます」と厳しかった。

昨季にプロ初勝利をマークし、今季ブレークを狙う山崎颯は「去年よりもレベルの高いものを求められている。頭も成長しないといけない」と何度も反省。次回マウンドに生かす。【真柴健】