BIGBOSSこと新庄剛志監督(50)率いる日本ハムは2連敗。初白星は、またもお預けとなった。ソフトバンク先発東浜に、チームは8連敗となった。

先発は、前夜の開幕戦でリリーフ登板した堀瑞輝投手(23)。19年以来の先発マウンドで、1回1安打無失点でバトンを渡した。

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1点を追う4回は、新外国人のドミニカン、アリスメンディ・アルカンタラ内野手(30)の逆方向への左越え1号ソロで追い付いた。ここまでチーム通して無安打無得点の嫌な流れを、打ち破った。来日初安打&初本塁打&初打点を飾り「アメージングな気持ちだね」と喜びに浸った。

だが1-1の5回、河野竜生投手(23)がつかまった。2死二塁から2者連続で四球を出すと、柳田、グラシアル、栗原の中軸に一挙5失点。味方守備の失策も絡み、後味の悪い形で大量リードを奪われた。

奮起したのは、またもアルカンタラだった。6回1死走者なしで、2打席連発のなる右越え2号ソロ。「ボールに対して、しっかりコンタクトをしにいった結果」と納得した。3安打2打点と孤軍奮闘した。7回には新外国人レナート・ヌニエス内野手(27)が左前へ来日初安打。敗戦の中、期待の助っ人野手コンビの存在感が光った。

9回には4番起用された清宮幸太郎内野手(22)が、517日ぶりとなる1軍公式戦本塁打を放った。9回1死から右翼席へ運ぶ特大の一発。

明るい材料はあったが、初白星は吉田輝星投手(21)が先発する3戦目以降に持ち越しとなった。

○…新庄監督は16人の野手を、ほぼ使い切った。試合後、ベンチに残っていたのは渡辺だけ。9回2死満塁、1発出れば逆転という場面で送った代打宇佐見は見逃し三振に倒れたが「失敗はしたけど、打てば成長になる」。開幕2連敗も、2試合で野手は全員が出場。若いチームだけに、まずは「グラウンドに立たせてプレーをさせて、経験を積ませたい」と話した。