プロ初登板初先発の巨人堀田賢慎投手(20)が、6回5安打無失点の好投で、初勝利の権利を手にしてマウンドを降りた。デビュー戦での白星となれば、19年の高橋以来3年ぶりとなる。

【関連記事】巨人ニュース一覧>>

最速147キロの直球に、チェンジアップを駆使した。1回先頭、いきなりヤクルト塩見に内野安打で出塁を許すも、青木を遊直。スタートを切っていた塩見もアウトで併殺に切り抜けた。3回からも走者を許すも、5回まで3イニング連続で併殺打。省エネ投球でアウトを積み重ねた。3点リードの6回には2死一、三塁のピンチを招くも、最後は山田を空振り三振。ガッツポーズでベンチに戻っていった。7回の打席で代打ウォーカーが送られて、78球で降板した。

右肘のトミー・ジョン手術から復活した19年ドラフト1位右腕は「初回のマウンドは緊張して胸がドキドキでした。桑田コーチから『ランナーを出しても粘り強くいこう』と言われてマウンドに上がったので、打たれても動揺しないで自分の投球をすることだけを心掛けました。反省点も出ましたが、その中で粘り強く投げられたことが良かったです」と振り返った。