阪神が球団初の開幕6連敗を喫した。5回まで2点を先行していたが、逆転負け。打線は開幕戦以来となる2桁安打を放ったが、つながらなかった。

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2回1死満塁から9番秋山拓巳投手(30)の遊ゴロの間に1点を先制。5回には4番佐藤輝明内野手(23)の2戦連続適時打となる右越え適時二塁打で2点目を奪い、有利に試合を進めていた。

先発秋山は昨季10勝のうち5勝を稼いだ得意の広島相手に4回まで無安打投球。だが5回に2点を奪われ同点とされると、6回には2死二塁からマクブルームに左翼フェンス直撃の勝ち越し左越え適時二塁打を許し降板した。「今季初登板の中で少し慎重になりすぎた部分がありました。先発としてもう少し長いイニングを投げたかったのですが、途中でマウンドを降りることになり悔しいです」とコメントし、悔しがった。

過去に開幕6連敗で優勝したのは60年大洋(現DeNA)のみ。阪神は早くも開幕6連勝の首位広島とは6ゲーム差に広がった。阪神がこれまで優勝した年の最大ゲーム差は64年の6・5差。早くもデッドラインに王手となってしまった。