堂林翔太内野手(30)の540日ぶり本塁打で先制に成功した。

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両軍無得点の3回2死二塁。カウント2-1からDeNA先発上茶谷大河投手(25)の内角高め直球を振り抜いた。白球は中堅方向へ大きな放物線を描いた。飛距離を増すにつれて歓声も大きくなる。バックスクリーン左へ今季1号2ランが飛び込んだ。本塁打は20年10月30日の中日戦(ナゴヤドーム)以来2年ぶり。満面の笑みで自軍ベンチでナインに迎えられた。

「自分のスイングでしっかりとらえることができた。先制することができて良かったです」

この試合堂林は「1番左翼」で出場。20年11月7日阪神戦(マツダスタジアム)以来の1番起用だったが、会心のアーチで応えた。

さらに直後の守備でもファンを魅了した。先発森下暢仁投手(24)が1死一、二塁のピンチを背負った。田中俊太内野手(28)の左翼線単打を回り込んで捕球すると、本塁へ素早い返球。ワンバウンドのストライク送球で本塁を狙ったネフタリ・ソト内野手(33)をアウトにした。

攻守にわたる堂林の活躍。多くの観衆から拍手が送られた。