日本新薬の福永裕基内野手(25=天理)が1試合2本塁打で勝利に貢献した。

1回1死三塁で内角速球を豪快に強振すると左翼フェンスをオーバー。圧巻は8回だ。1点を追加した直後の1死二塁。今度は外角速球をとらえ、右中間席に2ランを運んだ。「いままで積み重ねてきたことが出ている。右方向は得意。自分らしさが出た。ずっと調子がいい。高い水準で打撃ができている」と胸を張った。近年はドラフト候補に挙がりながらも指名漏れが続いている。それでも「もちろんあきらめていない。今年は絶対に行ってやるという気持ち。これでダメかという成績を残してダメなら仕方ない。結果や行動で、全力でやりきること」と気合を込めた。この日は複数球団のスカウトが視察。格好のアピールになった。