DeNA三浦大輔監督(48)が、試合の舞台裏や自身の思いなどを語る「月刊ハマの番長」。第2回は、多数の新型コロナウイルス感染者が出る中、我慢の戦いを続けるチームの今と、選手起用などを語った。【取材・構成=久保賢吾】
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-多数の離脱者が出る中、9勝12敗と耐えながらの戦いが続く
正直、痛いのは痛いですけど、やるしかないですから。全部がうまくはいかないですけど、新しい選手が成長することに期待してますし、ポジティブにとらえようと。みんなが戻ってきた時に「反撃」できるように、今は我慢して、踏んばっておかないと。
-4月20日阪神戦。9回から三嶋に2イニングを任せた
三嶋、エスコバー、山崎の回またぎはよっぽどのことがない限りは、というのは頭にありますけど、あそこは勝つために三嶋に「もう1イニング、頑張ってくれ」と。迷いもなかったですし、よく投げてくれた。
-同戦の0-0の7回無死一、二塁で牧がヒッティング(結果は併殺で無得点)だったが、犠打の選択肢は
長いシーズンを戦っていく中で、今年は「4番・牧」でいくと決めた。勝負強い打者ですし、何とかしてくれると。バントの選択肢はなかったです。シーズン最後の最後とか、優勝が決まる一戦とかであればわからないですけど。
-4月12日巨人戦で、ルーキー梶原の「1番」での初スタメンも思い切った起用だった
チームの(巨人先発戸郷との)相性があまり良くないっていう中で、対戦がない梶原に懸けてみようと。常に最善のものを選択する中で、梶原がその期待に応えてくれた(プロ1号を含む4安打)。
-牧は2軍戦1試合の出場でコロナでの離脱から合流。一方で、宮崎は左太もも裏痛で抹消された
牧っていう存在は大きいですから。ファームに確認してゴーサインが出たのもある。打線の軸になる選手ですし、いるだけでプラスになる存在感を持っています。宮崎は思った以上に(回復具合が)上がってこなかったところで、無理をさせないという判断です。
-今後に向け、どう戦っていくか
全開バリバリでね、みんなが必死にやる。それを1年間やり通す。宮崎も(19日阪神戦の8回2死一塁、一塁走者で)投球がワンバウンドでセカンドを狙って、ケガをしましたけど、ああいう姿勢を貫いていかないといけないです。あの必死さが今のDeNAに必要ですし、1年間そういう意識を持ってできるか。無意識のうちに自然とできるようになるまでやり続けないと。みんなが必死にやり続ければ、チーム力は絶対に上がってくると思います。