亜大が日大に先勝し、ドラフト候補の青山美夏人投手(4年=横浜隼斗)は今季、負け無しの6勝目を挙げた。

5回、2死三塁から藤江亮太内野手(4年=享栄)の右越え適時二塁打で先制。6回には1死一、三塁から大越弘太郎内野手(4年=高崎健康福祉大高崎)の左前適時打で追加点を挙げた。

投げては先発の青山が、直球にキレのある変化球を交え打たせてとる投球。8回には1死一塁から2連打を浴び1失点。なお二、三塁で、得意のスプリットで空振り三振。ドラフト候補に挙がる4番・中尾勇介外野手(4年=山梨学院)には「前の打席で真っすぐにタイミングが合っていなかったので」と、4球直球勝負で二ゴロに打ちとりピンチを切り抜けた。「今日も、真っすぐだけでなく、変化球でタイミングをずらすことをテーマに投げた」。7安打4三振で1点リードを守り切った。

生田勉監督(55)は「青山はもう自信をもって投げている。あとは試合までの調整をしっかりやってくれたら」と奮闘のエースへの信頼を示した。

亜大は、この日大戦で勝ち点を挙げ、追う青学大が国学院大戦に勝ち点を落とした場合、優勝が決まる。