阪神育成左腕の川原陸投手(21)が先発し、今季最長の3回を1失点に抑えた。打線は社会人を相手に6点を奪い快勝した。

試合後には、右脇腹筋挫傷からの復活を目指す及川雅貴投手(21)が、鳴尾浜で故障後初のシート打撃に登板した。

平田2軍監督は、右脚コンディション不良で戦列離脱中のジェフリー・マルテ内野手(30)の現状についても語った。

平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

   ◇  ◇  ◇   

-及川がシート打撃登板

「腕を振れて投げているから。故障後で初めてのシートなんでね。今日投げられた状態を明日チェックをして。(チームは)遠征に1週間くらい行くので、帰ってきた時くらいにどうかっていうところじゃない」

-次は実戦で

「シートに投げるってことは、次はたぶん、ゲームに入ってくると思う。明日の状態とかを確認して、遠征帰ってきてからになるのか。状態次第だね」

-1軍は中継ぎが固まってきたが、左腕は貴重な存在

「やっぱりそりゃあ、去年あんだけ使ってもらって、今年脇腹で出遅れたっていうのは、上としては痛いよ。今年は先発にも挑戦してね。本人が一番悔しいやろうけど、チームとしても痛いよ」

-マルテと練習中に話していたが

「マルちゃん、思ったより走れてるのよ、最近。ですから、今週中にある程度スパイクを履けたら、5月の、我々が遠征から帰ってきて、ちょっとしたら、実戦にいければいいかなと。ちょっと上がってきたね、ここにきてね。ペースがね」

-室内で打撃練習はしている

「うん」

-打撃の状態は

「かなり足の状態が上がってきたんで、そういった意味では、ここからまた100%にするのに、あれなんで。5月の10日前後くらいに実戦になれればいいんじゃない?」

-まずは2軍の実戦に

「うん。まあそれはもう、定かではないんでね」

-及川は遠征は行かない

「遠征は行かない、行かない」

-2軍が帰ってきたくらいに実戦

「うん」

-その後に1軍へ

「1軍は1軍が決めることで、結果を出さないとさあ。彼らはまだ実績がないピッチャー。そんなに甘くはないですよ。故障しました、はい、1イニング投げました、すぐ1軍にどうぞって、そういうあれじゃないんで。ファームで結果を残して」

-先発の川原は3イニングを投げた

「気合入ってたね。もっと打たれると思ったけど、川原。今日は3イニング目にへばったけど、1イニング目からしっかり腕を振って、力強いボールを投げていたんで。川原はやっぱり、そういう姿は感じたよね。そういうとこよね」

-江越がスタメン

「江越も北條も出て、徐々にこうやってゲーム勘っていうか、そういうところを。やっぱり人数がいないんで。人数がいないっていったらあれだけど、(29日からの)筑後(遠征)から出てもらわないと困るんでね。13人かな、12人かな。そのうち、5人がキャッチャーなんで。あいつら、この2試合経験できたっちゅうのはよかった。今日も(1軍から)原口も、小幡も島田も来て、ゲームに出られてよかったんじゃない?」

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