新外国人ドリュー・アンダーソン投手(28)が実戦3試合目に登板し、味方の拙守に足を引っ張られながら5回3失点(自責2)。5回裏の打席で頭部死球を受けて降板となったが、投手として順調な調整を披露した。

 

1回に川原田の右翼への飛球を羽月が目測を誤り三塁打とすると、内野ゴロの間に先制を許した。5回は一塁線上を転がった二塁打から招いた1死二、三塁で、二塁安部が川原田のゴロをトンネル。2人の走者の生還を許した。

 

5回まで3失点も、投球内容は上々だった。5回まで78球を投じ、最速152キロを計測。直球にカーブ、スライダー、チェンジアップを巧みに使った。

 

打撃では2回に捕手前の犠打を決めたものの、5回はソフトバンク・チャトウッドの抜けた球が頭部を直撃した。ヘルメットが飛ぶほどだったが、自ら歩いてチャトウッドの下に近づき握手。バックネット裏へ戻り、代走が送られた。

 

思わぬ形で降板となったが、調整はすでに最終段階を迎えている。コンディション次第では、次回1軍登板の可能性も見えてきた。