楽天打線が目を覚ました。阪神に打ち勝って、連敗を4で止めた。

1点を先取された直後の3回2死一、二塁。浅村栄斗内野手が同点の中前適時打を放った。チームは4連敗中で、その4試合で1得点しか挙げられていなかった。先制され、流れが相手に傾きかねなかったが、すぐに追いついた。浅村は「打てて良かった。すぐに追いつけて良かった」と淡々と振り返った。

序盤に点を取ったことで、力みが取れたように、打線が奮起した。4回先頭で打席に立った辰己が左中間への3号ソロを放って勝ち越し。「『これが浜風』って感じですね」とコメントにも明るさが出た。さらに5回1死一塁で、浅村が左中間へ2ラン。7回2死満塁では代打銀次が左翼へ2点適時打。2ケタ安打を放ち、犬鷲打線が復活。ベンチに活気が戻った。

先発辛島は20年11月5日オリックス戦で先発して以来のマウンド。左肘クリーニング手術から復帰し、5回3安打1失点。20年10月29日西武戦以来、573日ぶりの白星となった。

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