中日石川昂弥内野手(20)が31日、名古屋市内の病院で検査を受け、「左膝前十字靱帯(じんたい)不全損傷」の診断を受けた。同内野手は27日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で4回に三ゴロを放った際に左膝に違和感を覚え、交代。翌28日、大阪市内の病院で検査を受けてから名古屋に戻っていた。球団はトレーナー、医師の指示を受けながら治療に専念すると発表したが、戦列復帰まで約2カ月ほどかかる可能性が出てきた。

09年にJリーグ東京MFで日本代表だった石川直宏が同様の診断を受けた際には、全治6週間の診断を受けた。全治後の練習再開、実戦復帰調整などを鑑みると、戦列復帰は早くても8月になりそうだ。

3年目の石川昂は立浪監督が大砲候補として期待。今季は初の1軍キャンプ帯同から開幕1軍発進。スタメン三塁として起用されてきた。5月9日に新型コロナウイルス陽性判定を受けたが、24日西武戦(バンテリンドーム)からスタメン復帰したばかりだった。今季1軍成績は37試合、5本塁打、19打点、打率2割2分5厘の成績を残していた。

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