阪神で一時代を築いた日本ハム新庄剛志監督(50)が甲子園に帰ってくる。日本ハムの現役選手だった06年6月の交流戦以来、16年ぶり。何度もファンを沸かせたスターが、今度はどんなパフォーマンスを見せてくれるのかが注目される。

【新庄BIGBOSSと甲子園】

◆入団発表(89年12月24日)西日本短大付からドラフト5位で阪神入団。大阪市内で入団会見の後、聖地に初めて足を踏み入れた。

◆初見参は遊撃手(91年9月18日中日戦)プロ2年目での甲子園1軍デビューは7番遊撃でスタメン。2打数ノーヒットだった。

◆初アーチ(92年5月26日大洋戦)オマリーの故障を受け、急きょ1軍へ。7番三塁でスタメン出場。2回の初打席で有働の初球をたたき、左翼席に運ぶプロ初本塁打を放った。

◆初のサヨナラ弾(92年9月16日広島戦)0-0で迎えた9回裏1死一塁、抑えの大野から左翼へサヨナラ2ラン。直前の9回表2死満塁では山崎隆の打球を好捕し、攻守で魅せに魅せた。

◆満塁弾競演(96年10月9日中日戦)1回無死満塁から新庄がセンターへグランドスラム。さらに1死満塁から代打塩谷も左翼へ。史上初の1イニング2満塁弾。新庄は7回に3ランも放ち7打点。これが現役最後の試合となった中西、木戸に手向けの大暴れだった。

◆応援ボイコット(97年)主軸を任されたがシーズン打率2割3分2厘の不振にあえぎ、打席が回っても応援してもらえない事態に。人気者が試練に直面した。

◆敬遠球を打ちサヨナラ(99年6月12日巨人戦)4-4で迎えた12回裏、槙原が投じた敬遠の球を強振。三遊間を割るサヨナラ打を放った。お立ち台では「明日も勝つ!」と絶叫した。野手を使い切ったことから、直前の守備ではプロで初めて二塁も守った。

◆20世紀最後のサヨナラ弾(00年9月30日広島戦)同点の9回裏2死一塁、紀藤から右翼へサヨナラ2ラン。球団として20世紀最後のサヨナラ勝利となった。

◆虎最終戦はノーヒット(00年10月1日)阪神の選手としては最後の聖地。4番・中堅でフル出場したが4打席無安打に終わった。オフにはFA宣言しメッツへ移籍した。

◆久々の聖地凱旋(がいせん)(05年6月10日阪神戦)04年NPB復帰し日本ハム入団。初の交流戦は5番中堅で4打数1安打だったが、2、3戦目で本塁打を放つなど3連戦で13打数6安打2本塁打、5打点と大活躍した。

◆衝撃のタテジマ姿(06年5月18日阪神戦)試合前の外野シートノックに、なんと阪神のユニホーム姿で登場。ファンに向かってポーズを決めるなど、ノリノリだった。

◆惜別の2安打(06年6月19日阪神戦)現役最後の聖地は6番中堅でフル出場し。4打数2安打。最後の打席は久保田の前に三振だった。