ロッテのブランドン・レアード内野手(34)が敗戦の中、バットでは意地を見せた。

5点を追う8回、2死から走者一、二塁のチャンスが作られると、巨人デラロサの初球152キロ直球をジャストミート。左中間最深部の最上段近くに届く、特大の9号3ランとなった。

佐々木朗が打ち込まれ、苦しい中でファンを盛り上げる1発。試合中、球団広報を通じて「5点差はあったけど、まだまだあきらめる段階ではないので良い本塁打が打てたよ。追いつけるようなチャンスもあるし、東京ドームだったら何が起こるか分からないからね。最後まであきらめないよ」とコメントした。

レアードは9回以降の長打も期待され、8回には今季初めて三塁守備についた。しかし1死後、正面のライナーを捕れずに失策し、それを機に一挙5失点で試合が決定づけられた。今後の三塁起用には不安を残した。

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