日本ハムのBIGBOSSこと新庄剛志監督(50)が、甲子園初采配で古巣から大逆転負けを食らった。新庄監督は試合後の第一声で「負けたのはウチの実力不足なんだけど、今日来てくれたファンのみんなは、ものすごい面白いゲームだったんじゃないかなと。その面ではうれしいですね。(プロ入りから)10年間育てられた、この球場で。いい試合はね、できたと思いますよ」と、振り返った。

2番で起用した万波中正外野手(22)が初回に左中間フェンス直撃の先制適時二塁打。3回には自身初の2桁本塁打となる10号ソロを放つなど攻撃をけん引。その3回には無死満塁からスクイズ、1死満塁からエンドランで加点するなど、新庄監督の自由自在な采配も見事に決まって3回までに7-1と6点リードも、4回以降は防戦一方の展開となった。

4回から6回までに4点を返されて2点リードとなり、8回は大山悠輔内野手(27)にこの日3本目となる12号ソロで1点差。さらに1死満塁とされて代打山本泰寛内野手(28)の右前適時打で同点。なおも1死満塁で島田海吏外野手(26)に押し出し四球を選ばれて、ついに逆転された。

甲子園に詰めかけた今季最多4万2574人の観衆の前でハラハラドキドキのプロ野球の魅力あふれる試合を披露した新庄監督だったが、聖地凱旋(がいせん)初戦はほろ苦い結果に終わった。

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