ヤクルトが、4番村上宗隆内野手(22)の2打席連発となる19号逆転満塁弾でソフトバンクを破り、4年ぶり2度目の交流戦優勝を決めた。全カード勝ち越す「完全優勝」は3度目で、セ・リーグ球団初となった。

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▼ヤクルトが18年以来2度目の交流戦優勝を決めた。ヤクルトは5月14、15日広島戦から球団新の9カード連続勝ち越しとなり、交流戦で全カード勝ち越しは09、11年ソフトバンクに次いで3度目。セ・リーグ球団では初の全カードに勝ち越しての完全Vだ。ヤクルトは今日の最終戦に敗れても勝率が7割2分2厘。12年巨人の7割8厘を上回り、セ・リーグ球団の最高勝率も決定した(パ・リーグ球団の最高は11年ソフトバンクの8割1分8厘)。

▼交流戦のヤクルトは逆転勝ちが12球団最多の7度あり、そのうち4度が3点差。交流戦の逆転勝ちは36試合制だった05年横浜と06年楽天の11度が最多だが、3点差以上が4度はヤクルトが初めてだ。交流戦のヤクルトは先発投手が6勝3敗、防御率3・34に対し、救援投手は7勝1敗、防御率1・42。先発よりも救援の白星が多い。先発がリードを許しても、救援が踏ん張って強力打線で逆転して優勝した。

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