巨人原辰徳監督が燕追走の鍵に「ずうずうしさ」を挙げた。8連勝中で9ゲーム先を独走状態の首位ヤクルトに反し、波に乗りきれない戦いが続く。原監督は「辛抱、辛抱。でも、辛抱が多いな」と苦笑いした。

それでも19日中日戦で日曜日の連敗を8で止め、暗雲を少し振り払った。24日からは敵地神宮で3連戦。「楽しみな形にしないとね。その前にDeNA戦がある。少し立て直すのは必要でしょう」と、21日からのDeNA3連戦(東京ドーム)で上昇ムードを生み出す必要性を説いた。

求めるのは「戦い様」。「今はそういうのが大事よ。ずうずうしい野球をすることは重要。試合になったら。練習は謙虚にやりながらね。試合に出てる状況ならずうずうしくやらにゃ。プロなんだから」。連敗を止めた中日戦では、重苦しい状況下でも、先発シューメーカーや増田陸が気迫と思い切りの良さを体現した。スローガン「不屈」を胸に、まずは堂々と自信を持った戦いぶりを取り戻す。

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