近畿学生で、今秋ドラフト候補の大阪観光大・久保修外野手(4年=石見智翠館)が志願のシートノックでアピールに努めた。春季リーグ中に右ハムストリングス肉離れを発症し出場はしなかったが、試合前に中堅の守備に就き、送球を繰り返した。「あまり強く投げられなかった。いいところをあまり見せられなかった」と苦笑いしたが、前向きにチャレンジした。

50メートル5秒9、遠投120メートルを誇り、NPBのスカウトから高評価。阪神山本スカウトも「肩と足がいい。身体能力が高い」と評してきた。春季リーグは打率3割4分9厘、2本塁打の好成績で、課題の打撃でも結果が出た。目標は日本ハムなどで活躍した陽岱鋼だという。久保は走攻守3拍子そろったプレーヤーを目指し「プロ一本を目指しています」と気合十分だった。