中日がセ・リーグ最速で40敗となった。先発福谷浩司投手(31)が4回9失点。打線も毎回走者を出しながら完封負けを喫した。甲子園を盛り上げたのは投手に転向した根尾昂投手(22)が、大阪桐蔭時代に春夏連覇した聖地で6回に3番手で登板した場面。1回2安打1失点で1軍5試合目で初失点を喫するほろ苦登板になった。試合後の立浪監督の一問一答は以下の通り。
-福谷が立ち上がりから捕まった
「本人もおそらく攻めていっている結果だと思うが、勝負球が真ん中に来るし、警戒しないといけないところでも真ん中にいってしまう。技術なのか、メンタル面なのか分からないが、実績も作った投手だから、乗り越えないといけない。いい球もあるんでしょうけど、勝負どころでフォークで糸原にタイムリー打たれた。真ん中付近の球ってある程度、芯でとらえたらヒットコースに飛ぶように野球はできている。攻撃面もあそこで2点ぐらい返せればまだまだわからなかった。ミスも絡みながらね」
-2回には福谷もバント失敗
「そうですね。バント、併殺もあったり。三ツ俣も(2回島田の)遊ゴロ、あれぐらいはさばかないと。そういうミスが重なりながら、そういう展開になっている」
-毎回走者は出たが
「ご覧の通り、チャンスになったら打てないから、何ともならない」
-登板した根尾もクイックなどに課題が
「今日も球自体は(これまで)投げた中ではあんまり良くなかった。あえてクリーンアップにいかせた。打たれることはいいが、ずっといいとは限らない。これからいろいろ、変化球をポンポンと使えるようになっていけばいいかなと思う」
-根尾は内角を攻めた
「そうですね。ツーシームもあるので、最初はストライクを先行させて、ある程度、抑えにいかないといけない。まだまだこれからやることはたくさんある」
-クリーンアップにぶつけた意図は
「どれぐらい通用するかを、こっちも見たい。これからも使っていきながら考えていきたいと思います」
-3位までのゲーム差は大きくない
「それはあるが、その前に自分のところの野球をやらないと。今はそんなレベルの状態じゃない」