ヤクルトがDeNAをサヨナラで下し、2リーグ制後最速となる優勝マジック「53」を点灯させた。

延長10回1死満塁から塩見泰隆外野手(29)が、プロ初のサヨナラ打となる三塁への内野安打を放った。

得点圏打率はリーグ1位。1点を追う8回2死一、二塁からも中前に同点適時打を放ち、全2打点。

お立ち台に立つと「最高にうれしいです」と喜んだ。「得点圏打率はたまたまです。1アウト満塁だったので何とか外野まで飛ばそうという気持ちで入りました」と言った。結果、内野安打で「プロの舞台でサヨナラヒットはなかったので、カウント有利になって力みが結構あった。次、ああいう場面があったら、もうちょっと楽に入れると思う」と笑いを誘った。

これで優勝マジックが2リーグ制後、最速で点灯。チームの雰囲気については「本当に家族のようなチーム。毎日毎日、クラブハウスに来るのが楽しみ。本当に素晴らしいチーム。雰囲気もよくて、本当にいいチームだと思います」と強さの秘訣(ひけつ)を語った。

優勝については「ここから何があるか分からないので。目先の1試合。まずは明日全力で、チーム全員で向かっていく気持ちでやります」と誓った。

ファンへのメッセージは「次にああいう場面が回ってきたら、もっとしっかりとしたヒットを打てるように頑張りたい」と言って、最後まで笑いを誘った。

【写真たっぷり詳細ライブ】ヤクルト最短優勝マジック「53」点灯!延長10回裏に塩見がサヨナラ適時内野安打/ライブ詳細