巨人が中田翔内野手(33)の値千金の一発で接戦をものにした。1-1の9回2死、中日の守護神R・マルティネスから勝ち越しの13号ソロを左翼席へ放り込んだ。
勝利を呼び込んだのは、先発の戸郷翔征投手(22)の熱投だった。テンポのいい投球で、8回を5安打12奪三振の1失点、今季自己最多の138球を投げ、自身初の10勝目を挙げた。9回は守護神の大勢投手(23)が締めて、27セーブ目をマークした。
試合後、原辰徳監督(64)の主な一問一答は以下の通り。
-戸郷
「ねえ!良かった。でも全然点数が入る気配がないもんね。まさに起死回生でしょう」
-8回続投は桑田投手チーフコーチと決めたことか。
「もう本人と、そうですよね。やっぱりすごく強い思いで今日も試合に臨んだと思いますね。その部分でしょうな」
-今年の戸郷の成長点
「まあ、まあ、まだ、ね、半ばだしね。まだまだ高みを本人に狙ってもらいたいしね、まだそこまで言わない方がいいでしょう」
-今日は戸郷に託した試合にも見えた。
「(うなずく)」
-中田は見事だった
「そうですね。よく打って、この頃打ってくれているしね。4番だね、問題はね、やっぱりね。乗り切れないね」
-スタメンに右打者8人を並べた
「いろんな状況の中でかなり体力面の部分で、総合的に考えてというところですね」
-中田は小さいのを打ったり、大きいのを打ったり、使い分けているように見える
「どうでしょう、どうでしょう(笑い)。本人に聞いてください。我々はどういう形でも打ってくれればいいので(笑い)」