広島に激震が走った。佐々岡真司監督(54)、矢崎拓也投手(27)、薮田和樹投手(30)、一岡竜司投手(31)、菊池涼介内野手(32)、野間峻祥外野手(29)、小園海斗内野手(22)、上本崇司内野手(31)とスタッフ3人の計11人が新型コロナウイルス陽性判定を受けたと発表した。

菊池涼、上本、野間、一岡は発熱の症状がある。

試合前練習が始まった午後2時の段階では菊池涼、上本、野間、一岡の姿がなかった。発熱があったため練習を欠席していたとみられるが、佐々岡監督や小園らも練習に参加していた。トレーナーが慌ただしく動いたのは午後2時15分頃だ。まず佐々岡監督に陽性判定を伝えた模様で、指揮官は驚きの表情を見せ、グラウンドから引き揚げた。その後トレーナーは、外野でキャッチボールをしていた薮田、矢崎にも通達し、そのまま練習を切り上げた。室内練習場にいた小園も練習途中で引き揚げたとみられる。

4年ぶりAクラスへ、1つも落とせない試合が続く中、二遊間の菊池涼、小園が離脱した。中日3連戦は河田ヘッド兼外野守備走塁コーチが指揮を執る。広島がコロナ禍に見舞われた。【前山慎治】

【ニッカン式スコア】16日の広島-中日戦詳細スコア