西武が先発ローテを再編して混パを抜け出す。5月末から先発に回っていた平井克典投手(30)が中継ぎに戻り、31日の日本ハム戦(ベルーナドーム)は8月16日に再昇格後はロングリリーフで存在感を見せてきたドラフト1位左腕の隅田知一郎投手(23)が先発する見込みとなった。 辻発彦監督(63)も「その予定でいます」と明言した。

平井は開幕時から5月中旬までは中継ぎとして、5月28日DeNA戦(ベルーナドーム)からは先発に回って投手陣を支えてきたが、直近2試合では5回を持たずに降板していた。一方で隅田は、開幕ローテに入ってプロ初登板初先発となった3月26日オリックス戦(ベルーナドーム)で初勝利も、その後は先発した10戦連続で白星がなく、6月10日に出場選手登録を抹消。2軍での再調整を経て再昇格後は8月17日ソフトバンク戦で3回1/3を2安打無失点、同24日ロッテ戦では3回2安打2失点だった。

チームは残り23試合となり、3年ぶりのリーグ制覇へ向けては総力戦が必至の状況。隅田は「開幕から先発を任せてもらっていましたが、1度ファームに落ちてしまったことで、とにかく地道な練習を積んできました」と、修正とレベルアップを図ってはい上がってきた期待のサウスポーを先発に戻し、経験豊富な平井をブルペンに加えて厚みを持たせてラストスパートをかける。

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