阪神近本光司外野手(27)が、2試合ぶりの1発となる同点3号ソロを放った。1点を追う4回1死から巨人メルセデスの甘く入った130キロスライダーを強振。完璧に捉えた打球は右翼ポール際に吸い込まれた。

「(藤浪)晋太郎が最少失点で踏ん張ってくれてくれていましたし、何とか早い段階で追いつきたいと思っていました。甘い変化球に対してしっかり自分のスイングをすることができました」

初回には2死から右前打を放っており、4試合連続のマルチ安打を記録。直近5試合で19打数11安打と当たりまくっている。

近本は1日の広島戦で今季甲子園1号となる本塁打を放ったばかり。力投を続ける先発藤浪を援護する1発で、試合を振り出しに戻した。

しかし直後の5回守備で、先頭吉川の中堅後方への打球に目測を誤ったのか、一瞬前に出て急いで後ろに下がったが届かず、結果的に三塁打に。続く大城に左前への適時打を許し、あっさり勝ち越しを許してしまった。同点弾は一瞬で“帳消し”となった。

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