日本ハム河野竜生投手(24)が、プロ3年目で初セーブを挙げた。

勝ち越した直後の延長10回1死一塁で登板。「こういう緊迫した場面で任せてもらえる。このチャンスをつかみ取りに行く強い気持ちを持って、マウンドには上がりました」。二ゴロ併殺に仕留め、わずか2球で初セーブが舞い込んだ。

今月5日に第1子となる長男が誕生し、8日に1軍昇格。同日のロッテ戦では、救援登板したものの走者をかえす結果となってしまった。「そこが僕の中でも1番に思っていた。同じミスを繰り返しているようではダメだと思ったので、挽回まではいかないですけど、何とか抑えられて良かった」と、同じ轍(てつ)を踏まなかった。

毎日、ビデオ通話でわが子の顔を確認し、パワーをもらっていた。この日が夫人と愛息子の退院日。「いい報告できればいいかなと思います」と目尻を下げた。父となり、さらに自覚は増した。家族の後押しを受けて、1軍定着を目指す。

○…近藤が通算1000安打を通過点にして決勝弾を放った。1回の右前打で節目に到達。「今となっては通過点なのかなと思っている」との言葉通りに8回は先制適時二塁打、延長10回には決勝7号ソロを放った。試合前のフリー打撃で状態の良さを感じていた新庄監督は、ベンチで林ヘッドコーチに「今日、近藤君が決めよるよ。見といてみ」と話していたが、予言も的中した。

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