西武は11試合ぶりの2桁安打と打線が復調の兆しを見せるも、大事なソフトバンクとの3連戦初戦を落とした。先発エンスが制球に苦しみ、5回5失点。7回にスミスも2失点を喫した。辻監督は「負けは負け」と敗戦を受けとめながら、「明るい材料もいっぱい出た。打線は今日は申し分ない」とうなずいた。11安打、5得点は、ともに9月最多だった。

9月は27打数1安打と絶不調だった山川が6回に39号2ラン。左中間テラスに運んだアーチは実に19打席ぶりの安打だった。山川は「昨日(11日)の練習から良い感触があった」と不振を抜け出す糸口を見つけた。呉念庭も2本の適時打をマークした。終盤に粘りを見せて、藤井、モイネロらソフトバンクの勝ちパターン投手を引きずり出し、休みを与えなかった。指揮官は「向こうも誤算だと思うよ。勝ちパターンを出させたのもよかった」と語った。

▽西武辻監督(首位攻防第1ラウンドを落とし)「負けは負けだよ。でも明るい材料もいっぱい出てきた。山川もオグレディも打線の内容がよくなってきた」

▽西武エンス(5回5失点で7敗目)「2回に先制してもらい、良い流れを作らなければいけないところで3回に2者連続四球を与え相手を勢いづかせてしまった。3回は最初の2失点で抑えなければいけない場面だった」

【関連記事】西武ニュース一覧>>