日本ハム新庄剛志監督(50)が、11月5日の侍ジャパンとの強化試合(東京ドーム)に“ガチ勝負”で臨む。来年3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向けた日本代表の強化試合で、チームの勝ち頭3投手による継投を予告。「向こう(日本代表)の練習になると思うし」と、現状の最強チームで“腕試し”する。

早くも秘策を練っていた。「テレビ中継あります?」と気にしているのは、自身もポスターを飾る侍ジャパンとの強化試合だ。投手起用について「上沢君、加藤君、伊藤君で行こうかな」。今季、ここまで8勝のエース上沢をはじめ、キャリアハイに並ぶ7勝を挙げた左腕の加藤、入団から2年連続で2桁勝利を達成した伊藤の名前を挙げ、侍封じに自信を見せた。

野手では「DHがあるなら松本君とか、近藤君とかにも出てもらって。普通なら休みですけどね」。チームは、すでに9年ぶりの最下位が決定。シーズン終了後、主力は体のケアに専念するのが通例だが、強敵との対戦機会を逃すわけにはいかない。

シーズン中は、本塁を狙った重盗や2ランスクイズなど“奇襲”を仕掛けて、相手をかく乱したBIGBOSS。強化試合でも「当たり前でしょ」と、1度は仰天采配をにおわせたが「でも、やっぱり向こうの協力としてやるわけだから。世界で、それをやるチームって、あんまりないから、しないかな~」と、即軌道修正。「分かんない、それは」。果たして、侍ジャパンの度肝を抜く、BIGマジックは飛び出すか-。

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