西武森友哉捕手(27)が11月に行われる侍ジャパン強化試合(東京ドーム、札幌ドーム)の日本代表に内定したことが3日、分かった。「打てる捕手」として、18年日米野球以来、4年ぶりに日の丸を背負う。

今季の森はリード、守備面の成長が光った。正捕手としてリーグトップのチーム防御率2・75に大きく貢献した。今季の打率は2割5分1厘と例年に比べれば、物足りないが、3年前には首位打者も獲得したバットコントロールは健在だ。守備の負担が大きく、打線の穴にもなりがちな捕手。ただ森ならば、得点を生み出す存在にもなれる。

9月18日に視察に訪れた栗山監督も、森の名前を挙げた上で「ベースになるのは守りだというのはもちろん分かっていますけど、点を取らないといけない」と語っていた。侍の攻撃力を高める貴重な存在となる。また今季10勝をマークしたサブマリン右腕の与座も初代表が内定した。

○…ロッテ佐々木朗も強化試合のメンバーに内定した。プロ3年目の今季は9勝4敗、防御率2・02。直球は最速164キロをマークし、4月には完全試合も達成。早くもメジャー複数球団が視察する試合もあった。佐々木朗の代表チーム入りは、岩手・大船渡高3年時に高校日本代表に選ばれて以来3年ぶりとなる。