<東都大学野球2部:国士舘大8-4立正大>◇第4週第1日◇4日◇等々力

敗れた立正大のドラフト候補、奈良間大己内野手(4年=常葉大菊川)は「ミスが重なってしまった。負けてしまって本当に悔しい」と唇をかんだ。

懸命に打線をけん引した。2点ビハインドで迎えた3回2死一、三塁では、国士舘大の先発左腕、上野倖汰投手(3年=枕崎)の直球を左越えへ運ぶ、一時同点の2点適時二塁打。今季初の長打に「これまで1本出すことが出来ず、ずっと悔しい思いをしていました。ランナーがたまっている場面で1本出たことがよかった」。敗戦も、この一打を含む4打数2安打2打点の1盗塁をマークした。

20日のドラフト会議まで約2週間。それでも「自分がどうこう出来る問題ではない。今はリーグ戦に全力を注いでいます」と、主将としてチームの勝利だけを見据える。

首位専大が東農大戦に2連勝すると今リーグの優勝が決定する。2位タイの立正大は現状、自力Vがない状況だが「勝ちに貪欲に、1球に貪欲にいければ勝ちは見えてくると思う。1球1球を大切にやっていきたい」と力を込めた。