<東京6大学野球:慶大5-0法大>◇第5週第1日◇8日◇神宮慶大のドラフト候補・萩尾匡也外野手(4年=文徳)が、リーグ通算8号となる2ランを放ち、法大に5-0で快勝した。

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慶大スラッガーの打球角度が上がってきた。2-0で迎えた8回1死一塁、萩尾は狙い通りの初球、内角直球を左翼スタンドへ運んだ。笑顔でダイヤモンドを回り、チームメートとハイタッチ。今秋2号2ランに「少しドライブ(回転)がかかっていたけど、打った瞬間にいくかなと思った」と話した。

3年まで本塁打は1本のみだったが、今春は5本放って一気に強打者に名乗りを上げた。今秋は30打数14安打2本塁打と絶好調で、打率はトップの4割6分7厘。それでも「数字は意識しません。意識するとダメです。がむしゃらにやります」。打率も本塁打数も意識はしないが「長打が出ていなかった」と自己分析。練習でバットを振るだけでなく「長打にできる甘い球を待つ」と頭の中を整理して打席に立ち、結果につながっている。強打の外野手としてアピールを続ける。