阪神の22年シーズンが終わった。

先発したエース青柳晃洋投手(28)が6回まで無失点と力投。しかし3点リードの7回2死満塁から一ゴロを捕球したマルテが二塁へ悪送球し、1点差に迫られたところで青柳は降板。2番手浜地が宮本に四球を与え、満塁の場面で村上にゴロを打たせるも、一塁線に転がる打球を捕球した浜地のグラブトスが悪送球に。ボールは一塁手マルテのはるか上空を通過し、走者一掃。エースの力投報われず、2つの適時失策で逆転を許し、力尽きた。

勝利のムードから一転、今季レギュラーシーズン86失策で5年連続12球団ワーストとなった課題の守備に最後まで泣かされ、まさかの形で3連敗(アドバンテージ1勝を含めて0勝4敗)を喫し終戦。今季限りで退任を表明していた矢野燿大監督(53)のラストゲームとなった。指揮官の一問一答は以下の通り。

矢野監督まとめ

-選手は一生懸命、最後までプレーした

矢野監督 「もちろん、勝てるチャンスがあっただけに悔しい。野球の難しさとね、いろんなことは、この1試合だけでも経験させてもらえたかなと思うけど」

-青柳は好投して、4番の大山も打った

矢野監督 「ヤギは本当に丁寧にいきながら気持ちも前に出していくような投球を出してくれた。ヤギの責任っていうのは十二分に果たしてくれたしね。シーズンの中でもタイトルを取ることもそうやし、この1試合にかけるものもそうやし、素晴らしい投球をしてくれました」

-7回はエラーが出た

矢野監督 「ぎりぎりのプレーやったと思うからね。あれをアウトにするチームになっていかないとダメだし、あれでいいとは思えないんで、みんながしっかり受け止めながら、1人1人成長していくしかないと思います」

-ファーストステージで苦しんでた大山が4番の働きをした

矢野監督 「また明日かどこかでしゃべるところもあるだろうし、あんまり今日しゃべってもあれやろうし。よくやってくれたと思う」

-今終わった率直な気持ちは

矢野監督 「いや、もう感謝しかないよね。俺が退任することはもちろんファンの人もキャンプの時に伝えてるからもちろん知ってるわけで、それでも、最後ああやって声援してもらえた。この選手たちとやれたこともそうやし、感謝しかないね」

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