掛布打法継続! 期待の大砲・阪神井上広大外野手(21)がミスタータイガースの練習を継続する。

前日6日に岡田監督から掛布流の練習法を伝授された。外角球の外側を打つように意識する打ち方で、この日のフリー打撃でも手応え。「何球かいい打球が飛んだので、続けていけるように取り組んでいきたい」。また、同じ右打者で外野手のドラフト1位・森下との争いにも「まずは自分の課題をとことんつぶして春季キャンプにつなげていきたい」と気を引き締めた。

○…今季9勝の伊藤将が全体練習後の個別練習で秋季キャンプ初のブルペンに入った。33球すべてが直球。右打者の内角低めに投げ込みを重ねた。「インサイドで三振を取れる直球を投げたい。打者を差し込める直球を投げたい。(秋キャンプでは)もう変化球を投げないと思う」。開幕前に能見に教わったという“直球の投げ込み”を重視。変化球を封じて、ストレートに磨きをかける。

○…24歳の誕生日を迎えた才木は、終始笑顔で練習に取り組んだ。練習開始前には同じくこの日誕生日の岡留とともに、ナインから祝福された。「いろんな人が連絡してくれて、誕生日感があってうれしかった。(23歳の)今季は1軍復帰もできたし、まずは投げられて良かった。来年はさらにたくさん投げて、いろんな人を笑顔にできる1年にしたい」。他に、鳴尾浜残留組の高橋も誕生日とめでたい1日だった。

○…23歳の誕生日を迎えた岡留が新球チェンジアップを解禁した。個別練習でこの日2度目のブルペンに入り「ちょっとどこ行くか分からないですけど」と遅球を試した。低めに決まったときもあり、久保田投手コーチも「いい。使える」とうなった。右腕は「今日初めて投げたが、思ったより良かった。緩急の面で必要。左打者に対して幅を増やすために、浜地さんに教えてもらった」と好感触で振り返った。

○…来季3年目の村上がこの秋、クイック向上に取り組む。スチール練習で一塁に走者を背負うと「肩が先に入る予備動作があった」と不要な動きが原因でスタートを切られやすいことが発覚。早速その後のブルペン投球からクイックで投じ、修正に努めた。右腕は「その指摘は初めて。早めに見つかって良かった。(練習でも)走られることが多かったので直したい」と、前向きに取り組んでいた。

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