阪神岡田彰布監督(64)は11日、秋季キャンプで初めてランチ特打を見つめた。これまでは同時間帯はブルペンに足を運んでいた。視線の先では渡辺諒内野手(27)がスイング。「ストレートは強い」と評価を得た。さらに守備に関しても「新庄は『エラーばかりする』とドラフト(会議)のとき言ってたけど、そんな悪ない」と及第点を与えた。

岡田監督の渡辺諒評価や、同じ二遊間を争う木浪聖也内野手(28)の評価。レギュラーを決める時期など一問一答は以下の通り。

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ーランチ特打を初めて見た

「ランチの時にいっつもブルペンおったからな(笑い)。きょう初めてやもん(ランチ時に)バッティング見たの」

-渡辺諒には打ち終わりに話を

「いい感じで打ってる時もあるしな、ちょっと差し込まれてな。きょうはカーブよりもちょっと速いスライダーみたいなマシンにしとったけど。木浪にしてもいい感じのポイントで打てる時もあるんよ。でもちょっと差されるというかな。だから変化球待つな言うたんよ。結局差し込まれるっていうことは変化球と思って、待ちすぎなわけやから。待ちすぎというか、引きつけすぎやからな、結局は」

ー日ハム時代は直球に強いと言われていた

「ストレートは強いと思うよ、おーん。まあちょっと変化球の方が時間がかかるわけやからな、打つポイントは。それだけのことや。それをあんま引きつけ過ぎんなって。引きつけ過ぎると差し込まれてしまうわけやからな結局は」

-シートノックでは木浪との二遊間で動きも良かった。渡辺の守備は

「そんな悪ないと思うよ。新庄は『エラーばっかりするんですよ』ってドラフト(会議)の時に言うとったけどな。そんなことないよ。この土のグラウンドで」

-木浪は今、遊撃で勝負しているが、打撃面は

「ああ、バッティングいいよ木浪」

-あとは守備で肩を生かして

「そら、な。小幡の肩は一番ええっていう感じで聞いていたけど、木浪もそんな悪ないよ、肩」

-打撃面で勝てばレギュラーも

「そうそうそう。まだ、そらそんなね、誰に決めるっていうか、そんな段階じゃないからな」

-二遊間のスタメンを固めるのはやはり2月中ごろか

「固めたいって、それはメンバーはわからへんけど、まず専門職を決めなあかん。ショートできるもん。セカンドしかできないもんもな。その組み合わせはな、それは実戦にならんとな」

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