今春センバツ4強の浦和学院(埼玉)の宮城誇南(こなん)投手、大内碧真(あおま)内野手(ともに3年)が11日、そろって早大に合格した。

宮城は、スポーツ科学部の総合型選抜2群(アスリート選抜入試)で合格。「うれしいです。入学する時にいいスタートが切れるように、これからの時間の過ごし方が大事だと思う。考えて、有意義な練習をしたい」と話した。

最速144キロの左腕は「大学を代表する左投手になりたい」と目標を掲げた。今秋リーグ戦の早慶戦を、神宮のスタンドで観戦。「応援がすごかった。少しでも早く、ここでプレーできるように頑張りたいと思った」と明かした。

走攻守3拍子そろった大内は、AO入試でスポーツ科学部に合格した。インターネットで「合格」の文字を見て「今までやってきたことが、報われたと思いました」と喜んだ。

今夏の部活引退後に、猛勉強した。学校と塾で勉強し、寝るのは午前3時ごろ。野球に注いでいた情熱を勉強に費やし「今までは野球ばかりだったので、やれる限り勉強しようと思った」と全力で取り組んだ。父親の影響で、小さい頃から東京6大学を観戦しており、神宮でプレーするのが夢だった。「早慶戦の(浦和学院OB、西武ドラフト1位)蛭間さんがかっこよかった。自分もレギュラーで活躍したい」と話した。まずは、受験勉強で落ちた筋力を戻すことから。「しっかり筋トレをして、体づくりしていきたいです」と来年を見据えた。

同校野球部で、2人同時に早大に合格するのは初めて。早大OBの森大監督(31)は「母校ということもあり、2人の合格は本当にうれしい。大学での活躍も願っています」と喜んだ。

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