楽天育成4位の国立台湾体育運動大・永田颯太郎内野手(22)が愛知県内で入団交渉し、支度金300万円、年俸250万円で契約合意した。遊撃手として、西武時代から浅村のファン。「元々ショートだったので、ショートのことも聞きたい。いろいろなことを聞きたい」と胸を膨らませた。

愛知県で生まれ育ったが、留学の道を選んだ。「僕が行ける大学の中で一番環境も良くて、一番チームも強くて、一番自分が成長できるなと思った」。菊華(愛知)から、台湾国立体育運動大へと進んだ。部内のやりとりはもちろん中国語。一から語学を学びながら練習した。ハングリー精神でNPB入りをつかんだ。

大学は台湾球界の名門。「去年も4、5人、台湾のドラフトにかかりました」。そこで正遊撃手として活躍。日本では無名だったが、台湾プロ野球入りの期待がかかっていた“隠し玉”だ。それでも「絶対プロのレベルでは通用できない。全部足りないと思うので、プロに行っても、もっとうまくなりたい」と向上心を持ち続ける。走攻守すべてを磨き、まずは支配下登録が目標。近い将来、憧れの浅村と二遊間を組むため、成長を続けていく。(金額は推定)

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