阪神からドラフト3位で指名された井坪陽生(ひなせ)外野手(17=関東第一)が20日、東京都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金5000万円、年俸600万円で仮契約を終えた。

井坪は「仮契約を終えて、ようやく実感がわいてきました」とほっとした様子。東京都出身だが、阪神の印象には「全国どこにでも熱いファンがいて、とても愛されている球団だなと思う」と口にした。

高校通算32本塁打の長打力に加え、50メートル6秒0の俊足も武器。さらに、持ち味のミート力の高さと積極的な打撃で高校の公式戦の三振はわずか1だ。

「まずは守備と走塁はプロの世界でも絶対に必要になってくる。3年目まではまず体をしっかりつくって、3年後には1軍でレギュラーを取れる選手になりたい。球団を代表する選手になれるように頑張ります」

1軍での活躍に向け、土台作りに励む。

◆井坪陽生(いつぼ・ひなせ)2005年(平17)3月17日、東京都八王子市生まれ。4歳から野球を始め、七国小時代は八王子リトルでプレー。八王子シニア時代にはU15日本代表入り。関東第一では甲子園出場なし。50メートル走は6秒0。遠投101メートル。高校通算32本塁打の長打力に、投手として最速144キロも記録し、強肩が魅力。177センチ、86キロ。右投げ右打ち。

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