見据える先は高い。巨人の3年目左腕・井上温大投手(21)が今オフ、DeNA今永に弟子入りする。1月、高知と熊本での自主トレに中日岡野らとともに参加する。「全部を学びたい」と成長に貪欲な若武者が、面識のない球界最高峰の左腕のエッセンスを吸収しにいく。

成長するために1歩を踏み出した。今永は「ずっと憧れだった。左なら日本球界でもトップだと思う」と憧れの存在。巨人の先輩で、侍ジャパンで今永とチームメートだった中川らを経由して“ダメ元”で頼んだ結果、快諾してもらった。

課題は球種の少なさだと自己分析する。現状は最速150キロの直球とスライダーの2球種が投球の大半。シーズン終了後の10月からはチェンジアップとツーシームを特訓しており、チェンジアップを得意とする今永は師匠としてうってつけの存在になる。「すぐ身につくかはわからないけど、握りとか投げ方を聞いてみたい」と心待ちにした。

評価はうなぎ上りだ。今季は7月にプロ初登板すると、9月にプロ初勝利。20日に打ち上げた宮崎での秋季キャンプでも、原監督から「1つランクが上がった。このメンバーの中でも1枚上の投手になりつつある」と評価された。開幕ローテ入りの期待も高まる。飛躍の4年目へ、貪欲に成長を追い求める。

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