名城大(北陸・東海3連盟)は、上武大(関東5連盟第1代表)との接戦を制した。

安江均監督は「これしかない勝ち方だった」と選手たちをたたえた。79年以来43年ぶりの4強入り。79年の第10回大会に、安江監督は1年生でメンバー入りしており「(決勝で)明大に負けた。それ以来にたどり着けたので、やってやろうという気持ちです」と準決勝の明大(東京6大学)戦を見据えた。

来年のドラフト候補に挙がる松本凌人投手(3年=神戸国際大付)が、失点を防いだ。

7回2死二、三塁のピンチで、3番手でマウンドへ。いきなり死球で満塁に。「いつでもいける準備はしていました。一塁は空いていたので、切り替えた」と冷静だった。次の打者をこの日キレていたカットボールで一邪飛に抑え、無失点で切り抜けた。

2回1/3を無安打、3奪三振と完璧に抑えた。9回2死から最後の打者を中飛に抑えると「よっしゃー!」と雄たけびを上げた。

名城大の投手陣は、今大会2試合で無失点と安定感を誇る。「リーグ戦でも無失点を意識してやってきた。野口(泰司捕手)さんのリードについていって、抑えたい」と意気込んだ。