“アレ”のエキス吸収! 阪神坂本誠志郎捕手(29)が今オフ、ヤクルトの正捕手でリーグ連覇に導いた中村に弟子入りすることを明かした。球団事務所で契約交渉に臨み、600万円増の2800万円で更改。関係者を通じて自ら志願しての自主トレ参加で、「日本一、日本シリーズを経験した人にしか分からないものがあると思う。全部いいところは盗んで、自分のものにしたい」と力を込めた。

来年1月に愛媛・松山で実施予定の「捕手道場」には、オリックスからFAで日本ハムに移籍した伏見や、ロッテ松川、ヤクルトの古賀、内山壮が参加予定。「(互いに)高め合うことで、もっと高いレベルの勝負ができたら一番いい。その時に『一緒にやらんかったらよかったな』と思われるように、何かいいものを持って帰ってやりたい。野球人としてレベルアップしたい」と気合十分だ。

7年目の今季は主将としてチームを引っ張り、50試合でスタメンマスクをかぶった。岡田監督は来季の正捕手は梅野と明言しているが、定位置争いへ「選手は使われた時に最善の準備をして、最善の結果を出すことが仕事だと思う。いつでもそれができるようしっかり準備したい」と冷静に話した。「捕手道場」で技術を磨き、正捕手の座を奪い取りにいく。【古財稜明】(金額は推定)

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