阪神秋山拓巳投手(31)が2日、西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、2200万円減の8800万円でサインした(金額は推定)。

20年から2年連続2桁勝利を挙げたが、今季は右膝の状態が思わしくなく2軍生活が続いた。4月中旬の中日戦(甲子園)で今季初勝利したが、その1勝にとどまった。年俸ダウンにも「結果を残していないので、仕方ない」と受け止めた。「ずっと抱えている膝の状態が最近よくなって、走る量とかも増やすことができている。来季に向けていいところかなと思うので、もう1回しっかり走り込んで来年のキャンプを迎えたい」と説明した。

プロ14年目を迎える来季へも覚悟をにじませた。「今年、(西)純矢や才木が先発で出てきたけど、投球術ということに関しては全然負けていない。勝てる投手だと思っている。一回はい上がるという気持ちはずっと忘れずにやっていました。来年しっかりローテーションに入って岡田監督のもとで、しっかり貯金をつくれる投手になりたい」。完全復活へまずは万全の体で春季キャンプに臨む。

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