楽天安楽智大投手(26)が、がむしゃらにオフ期間を過ごしている。今季は52試合で6勝2敗1セーブ、防御率4・38と不振。来季はセットアッパー奪還に燃える。「強度を上げて、本当にぶっ倒れるくらいまで練習できるというのはこの時間しかない。そうやって積み重ねてやっている途中です」と力を込めた。

トレーニングメニューをしっかりと組み、黙々と打ち込む日々。「正直かなり量が多いので、1日じゃ足りないかなというくらい」と笑った。年末年始も関係なし。巻き返しへ向けて、汗を流している。

ウエートトレーニングも、インナーマッスルや股関節まわりの細部もしっかりと鍛える。これまで故障が多かったからこそ、重要性に気がついた。「高校生のときに肘をけがして、プロに入ってからもけが続きでここまで来て。いいと聞けばいろんな施設に行きましたし、それは今も変わらない。そこで得た知識をかみ砕いて。こういうのやったから、こういう風になれたなというので、どんどんメニューを組んでやっている」と説明した。

今季の悔しさはプレーで晴らす。そのために、万全の準備を整えていく。「下手くそは練習するしか本当にないと思っている」。来季へ向けて闘志を燃やしていた。

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