世界一を肌で感じた。巨人岡本和真内野手(26)が16日、川崎市のジャイアンツ球場で人気ユーチューバーグループ「フィッシャーズ」との異色コラボが実現した。

野球経験のあるメンバーの「ンダホ」が東京ドームでホームランを目指す企画に、先生として出演。グループユーチューバーとして総再生回数世界一の撮影現場を体感し「カメラの配置とかが新鮮だった。ただ撮ってるだけじゃなく、映りを気にしてすごい。あとは話が上手だなと」と驚きの声を漏らした。

岡本和も世界の頂点を目指す。3月に開催されるWBCのメンバー入りが内定。フィッシャーズにも祝福を受け「選ばれてプレーしたいと思ってやってきましたし、世界一を目指して、その一員としてやりたいとすごく思っていました。緊張しますけど、しっかり頑張りたい」と引き締めた。

異なる世界でトップを目指す者同士、聞きたいことがあった。「長年トップを走り続ける極意は何ですか?」。返ってきた答えは「一番になりたいというのはめちゃくちゃ大事だと思う。それをチームみんなで共有すること」。納得の表情で「そこでやってなんぼだと思う。つながってるなと思います」とうなずいた。

コロナ期間にハマってファンになった岡本和と、巨人ファンだったンダホの思惑が一致して実現したコラボ企画。今季から主将就任にあたって、左胸にキャプテンの「C」が刺しゅうされたナイキの新ユニホームも初披露した。「まだちょっと違和感はありますけど、これを着て頑張りたい」。異業種のスターからの刺激をパワーに、日本一、世界一へ突っ走る。【小早川宗一郎】

○…「フィッシャーズ」のンダホが、岡本和の指導に感謝した。幼少期からの巨人ファンで、12年間の軟式野球経験者。8月に東京ドームで硬式球を柵越えさせるべく、打撃フォームなどの指導を受けた。「すごいどっしりしている。(侍ジャパンと巨人を)心の底から応援しています。お互い世界一になりましょう。一発かましてください!」とエールを送った。