中日の新外国人オルランド・カリステ内野手(31=メキシカンリーグ)が3日、沖縄・北谷1軍キャンプ初のシートノックで華麗なグラブさばきを見せた。

龍空とともに遊撃守備につくと、土のグラウンドでも無難に球を処理。「バウンドを読みながら取る準備をしている。簡単ではないが、僕の持ち味」。中継プレーや、併殺処理を軽々とこなした。

カリステは、投手、捕手以外はどこでも守れるユーティリティープレーヤー。動きを見た立浪監督も「(守備は)申し分ない。グラブさばき、送球も含めてうまい。外野もできるし。肩もいい。チームにとって大きな存在。日本で何とか成功したい気持ちの強い選手。真面目ですし、期待している」と称賛した。今後は、他のポジションも守らせていく。

お守り代わりのネックレスを身につける。2年前のメキシコ旅行で妻から贈られた。「幸運を持ってくるということで、肌身離さずつけている」。昨季のメキシカン・リーグで83試合に出場、13本塁打、54打点、打率3割4分4厘の成績を残し、立浪監督のドミニカ・ウインター・リーグの視察から、待望の来日を引き寄せた。この日は、異国の地で迎えた31歳の誕生日。報道陣から贈られたケーキを頬張りながら、ジャパニーズドリームに思いをはせた。

○…ドラフト6位・田中幹也内野手(22=亜大)が守備力で即戦力アピールした。この日は初シートノックで同2位・村松開人内野手(21=明大)とともに二塁守備に。ノーエラーで観衆からも拍手を送られた。「全員がライバル。まず仲間に勝たないと、相手チームにも勝てない」。午後からは隣接のソフトボール場で遊撃守備位置で荒木コーチから足の運び方の指導を受け、技術力アップに余念がなかった。

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