WBC日本代表の日本ハム伊藤大海投手(25)が、7日から始まる沖縄・名護キャンプ第2クールから実戦調整を開始し、侍モードへ突入する。9日韓国サムスンとの練習試合(名護)で今季初実戦に臨み、中4日で14日楽天との練習試合(金武)で代表合流前の最終調整を行う。2試合ともWBCで想定される役割の中継ぎとして登板する見通し。チームの全面的なバックアップを受けながら、侍仕様の投球を仕上げる。

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私はコレでロジン辞めました-。WBC使用球の扱いをほぼマスターした伊藤が、オフの自主トレから取り入れていた秘密兵器の存在を明かした。「『MOI-75』。回転数を増やす目的のものです」。アドバイザリー契約を結ぶミズノ社のトレーニングボール。WBC仕様のロジンは手になじまないこともあり、試行錯誤する中で「このボールで指掛かりだけ意識していたら気にしなくても投げられていた」と、課題を克服した。「日本の球だったら普通にロジン使いますよ。恋しいです。今はちょっと我慢ですね」と、世界一のために禁ロジンする。

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