東京6大学の慶大に進んだ花巻東(岩手)小原大和内野手は「やるからには、兄に勝ちたいです」と目標を掲げた。

11日、横浜市内のグラウンドで練習を行った。

長兄の大樹さんは花巻東でエンゼルス大谷と同学年の投手。慶大に進み2勝を挙げた。現在は岩手めんこいテレビに務めている。次兄の和樹さんは内野手として盛岡三を経て、慶大で1年春からリーグ戦に出場。4年秋にはベストナインを獲得した。今はNHKのアナウンサーだ。3兄弟の3番目は「小学生の頃から神宮に行っていて、兄2人に憧れました」。2人のアドバイスも受け、AO入試で慶大に合格。兄たちはテレビ業界で働くが「2人ともしゃべるのがうまいので。自分はプロ野球を目指しています」と話した。

大和は、花巻東で昨春のセンバツに出場。大学では次兄と同じ二塁手で勝負するつもりで「自分もベストナインを取る」のが目標だ。兄2人からは「甘くないぞ」と激励を受けたという。家族の応援を力に変えて、神宮で暴れる。