東京6大学の立大に進学する国学院久我山(東京)の下川辺隼人内野手が6日、新座市内のグラウンドで練習に合流した。

真っ白なユニホーム姿で、先輩たちに自己紹介をしてあいさつ。温かい拍手で迎えられた。「アップを見て、まず体つきが大きかった。動きのキレも違いました」と話した。

神宮球場を本拠地とする東京6大学リーグでのプレーを志し「自分に合っているのかな」と感じた立大に指定校推薦で合格した。昨秋のリーグ戦をスタンドで観戦。雰囲気も味わった。

国学院久我山では、22年春のセンバツに「4番・遊撃手」として出場。準々決勝の星稜(石川)戦では5回に2ランを放ち、春夏通じて甲子園通算2500号のメモリアル弾に。チームの4強入りに大きく貢献した。21年の11月には、日米通算4367安打のイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)から同校で直接指導を受けた。「イチローさんに教えていただいて、自信がついた。物おじしなくなりました」と言う。

まずは、本職の遊撃手で勝負するつもり。「もう1回、イチローさんに会いたい」という夢もある。大学野球での目標は「走攻守で、チームの勝利に貢献できる選手になりたい。リーグ優勝したいです」と意気込んだ。