ロッテは東京オリオンズ時代の1967年(昭42)以来56年ぶりの、開幕から2試合連続完封負けを喫した。広島の新井監督とともに、新人監督での同記録は史上初。吉井監督は「今日は三振ゲッツーのところで流れが変わっちゃった。そこはこちらの作戦のミスなので、そういうところもしっかり勉強していきたいと思います」と分析。0-0の4回1死一塁から中村奨を走らせて好機を逸した直後、先発種市の被弾で先制された場面を悔やんだ。

相手先発の藤井から嘉弥真に代わった8回は、代打攻勢で茶谷が右安、ドラフト2位ルーキー友杉が四球とチャンスはつくった。指揮官も「やることは変わらない。初球から来た球をしっかり捉えられるように日々改善していくだけ。点は入らなかったですけれども、あのように積極的にいってほしい」と期待した。

1安打も8回の好機で併殺に終わった1番荻野は「まずは僕が塁に出ないといけない。もう2試合終わったので、切り替えて明日から始まるくらいの気持ちでいきます」。安田も「積極的なスイングを継続して、野手が頑張って点を取らないといけない」と巻き返しを期した。【鎌田直秀】

▽ロッテ友杉(ドラフト2位ルーキーが代打で四球を選び1軍デビュー)「思っていたより早く出番がきてうれしかった。積極的にいこうと思っていたので3-1からでも手を出せればもっと良かった」

▽ロッテ種市(試合開始から5者連続含む4回89球10奪三振で1失点)「まず最少失点に抑えられたことは良かったです。球数が多くなるのが僕の課題なので、もう少し長いイニングを投げられるように次回は意識して試合に臨みたい」

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