ほろ苦スタメンデビューとなった。日本ハムのドラフト5位の奈良間が「7番二塁」で初めて先発出場も、3打数無安打に終わり「緊張したっす。悔しさが大きい」と振り返った。

石井の負傷で、1軍昇格した11日は8回の守備から出場も、打席は回って来なかった。満を持して臨んだこの日は、ソフトバンク先発東浜の前に三邪飛、三ゴロ、遊直に抑えられ「やっぱりなんか捉えきれないというか、悔いの残る打席にさせられた」。3回の守備では二遊間のゴロに追いつくも捕球できず内野安打にされ、9回2死の場面では代打を送られるなど、厳しい洗礼を浴びた。

開幕直前に2軍降格。ファームでは39打数15安打、打率3割8分5厘と結果を出してはい上がって来た1軍の舞台。悔しい1日となったが「チームの1点を守れたり1点を取りにいくような選手に、なっていきたい」とリベンジを誓った。

○…今季FAで加入した日本ハム伏見が、19打席目で移籍初安打を放った。7回2死、ソフトバンク東浜相手に2ボールからファウルで4球粘り、7球目の149キロ直球を右前に運んだ。

塁上では安堵(あんど)の表情を見せ、「だいぶうれしかった。いつか出るだろうという感じでしたが(1打席目)いい当たり取られると、ちょっと嫌だなあと。迷惑掛けたので、これから貢献していきたい」と話した。